2019年6月2日主日礼拝
〈職分者によるメッセージ〉
聖書
ヨハネによる福音書第17章3節
詩篇42篇1節〜2節
中村執事メッセージ
「今日は私が6年前にバプテスマを受けた記念の日です。
その間、信仰生活を送りながら、つまずいたりしながらも色々なことを学んできました。
先日、私は職分者セミナーに参加する機会に恵まれました。
その時の事を証ししたいと思います。
その時の私の霊魂の状態はとても疲れていました。
仕事をしながら年老いた義母のお世話や通院の付き添い、教会の奉仕。
他にも色んな事が重なり、心の底から体も心も疲れていました。
なぜか『私のような者が仕えても、何の足しにもならない…。』
そういう思いが湧いてきて、奉仕することに疲れと恐れがあり、喜びがなくなっていました。
そういう状態でセミナーに参加しました。
セミナーでは私たちのために、研修先の教会の方々が、共に祈ってサポートしてくださいました。
共に祈ると、私の状態を隠すことができません。
『疲れていますね。乾いていますね。』
と言われました。
その後、グループトーキングの時に、私の霊魂についてお話ししてくださいました。
私が、神様の思いを知って仕えていなかったから、そのように疲れているんですよ、と。
『もし、神様の事をよく知って、神様の思い考えで仕えていたら、疲れる事もなければ、喜びに満ち溢れるはずですよ』
私は、何もできないから、どうやって仕えたらいいのだろうと、目の前の事を一生懸命やっていましたが、
それは私の思い、考えで、イエス様が望んでいるのは“労働”ではなく、心からつかえる思いだとわかりました。
『目の前の事を一生懸命する事は、クリスチャンでなくてもできる。それはただの労働ですよ。
そこに、イエス様の心を知って、イエス様の愛で仕えるのでなければ、その奉仕には意味がない。』
その事を導いてくださいました。
また、新しい教会の建物が与えられて、とても喜びがあったのですが、
その中で、教会の中の人達に失望したり、悲しく思うような、さばく心が出てきていました。
せっかく教会の礼拝堂が与えられて、思う存分祈る場所ができたのに、
足が遠のく人もいたし、教会から離れた人もいる…。
悲しくて、虚しい気持ちがしていました。
しかし、講師の方たちに、
『それはイエス様の愛で仕えていないからですよ。
その方達には、そうするしかない霊魂の事情があるんです。
彼らは、神様をよく知らないから、誤解しているから、そのような状態なのだから、
さらにいっそうイエス様の愛で祈ってあげるべきではないですか。』
姦淫をした女を責める人達に『罪がないものから石を投げなさい』と、イエス様はおっしゃいました。
私はそれと同じで、神の愛もないのに、人をさばく事などできないのです。
『永遠の命とは、唯一の、まことの神でいますあなたと、また、あなたがつかわされたイエスキリストとを知ることであります』〈ヨハネ17:3〉
私は神様をよく知らなかったから、イエス様の思いを深く求めていなかったから、疲れて、乾いていたのです。
6年前を振り返ると、知識的にはみことばもたくさん知って、イエス様をよく知ったような気になっていましたが、
イエス様の思い、イエス様の愛を深く知らない、幼稚な信仰であったと、悔い改めました。
今、この教会に必要なのは、
目を覚まして、霊的栄養をつけて、しっかり戦いながら、
よく神様を知って、神様の愛で前に進んで行くことだと思います。
私たちは愚かで、傲慢になって、イエス様が願っている計画がそれぞれにあるのに、自分なりの信仰生活を送ろうとします。
私もそのような者で、イエス様の思いを深く求めていなかったので、
イエス様を誤解し、自分なりの信仰で進もうとし、
それで苦しくなって、乾いて、心と体が疲れてしまい、喜びがなくなっていました。
今は、毎日『あなたを教えてください。あなたの思い、考えを悟らせてください。あなたの思いで前に進めるようにしてください。あなたをもっと知りたいです』と、祈っています。
神様は私達の霊魂の事情をすみずみまでご存知です。
それを全部申し上げて祈る時に、イエス様がご自分をあらわしてくださって、深い交わりができるようになると今回教えてもらいました。
私たち教会も、これからそれぞれに与えられた、神様からの計画、願いを深く願い求めて、御心を知って歩んで行く時に、
大きな祝福を注いでくださって、やるべき事がわかります。
霊的栄養をもっとつけて、強くなって、この教会を通しての、神様の願い、計画が成就するように祈っていきましょう。
『神よ、しかが、谷川を慕いあえぐように、わが魂もあなたを慕いあえぐ。
わが魂はかわいているように神を慕い、いける神を慕う。
いつ、わたしは行って神のみ顔を見ることができるだろうか。』〈詩篇第42篇1節〜2節〉
共に求めていきましょう。」
アーメン✨
メッセージ要約 M.N

