2019年1月20日主日礼拝
崔牧師がパキスタンへ短期宣教に行っているため、池田宣教師によるメッセージでした。
聖書
マタイによる福音書第19章29節
詩篇126篇5節〜6節
池田宣教師メッセージ
「 『おおよそ、わたしの名のために、家、兄弟、姉妹、父、母、子、もしくは畑を捨てた者は、その幾倍もを受け、また永遠の生命をうけつぐであろう。』〈マタイ19:29〉
最初このみことばを読んだ時、理解ができませんでした。
一生懸命働いて、少しずつ蓄えたものを、イエス様は『私に従って来る時は、ムダなものだ』
と、言っているのか？と考えました。
信仰とは、愛あるイエス様に心を尽くして生きていくことだと、今は思えますが、
その時は『私にはできない。子供を見放してまで、信仰に走ることはできない。“捨てなさい”という事は、二度と帰るなということか。』
と、悩みました。
今はイエス様がおっしゃっている事がよくわかります。
私たちは、心を尽くして神を愛する者として神がこの世に送ってくださいました。
神を知って、神の愛によって生きている者です。
ですが、いつも信仰によって、日々24時間心を尽くして感謝して、生きているかと言うと、私はそうではない時もあります。
家族、子供、孫…自分の思いに振り回されます。
捨ててまで、教会のためだけにおささげする決心が何年もできませんでした。
でも、家族を導きたい、イエス様と夫婦で信仰を持って歩みたいと思いはじめ、
使命を持って、家族を愛し、イエス様の愛を伝えながら、1人の霊魂を導くのに10年以上かかりました。
たくさんの葛藤がありました。
辛くて何度もイエス様から離れようとしました。
でも、そんな時イエス様が『私から離れないでください』と、おっしゃってくださいました。
教会の方達の祈りとはげましにも支えられて、ここまで来ました。
私は自分の力でしようとしていました。
イエス様に全て頼っていなかったのです。
その時、イエス様が試練をくださいました。
私も病気になり、主人も二つの癌におかされ、その中で主人がイエス様を受け入れ、信仰を持って歩むようになりました。
神がくださる試練は、私たちを神に近づけてくださるための試練です。
イエス様がくださる苦しみ悩みは、この世のものとは違い、私たちをもっと信仰へ、イエス様へ、
『近づいて来なさい』という愛だと思いました。
誰にでも試練があります。
それは、イエス様に近づく訓練だとわかる。
それがわかった時、苦しみが喜びに変わりました。
訓練を受けながら、私たちを強めてくださるのが、イエス様の愛です。
私は苦しみの中にあって、最高の愛と、最高の幸せをいただいたと思いました。
イエス様の弟子も、全てを捨ててイエス様に従いました。
イエス様と共に、神の御国のため、心を尽くして神の愛を伝えていきました。
田畑…持っている時は神に100%従おうとしても、ふらふらして足が定まらず、心が落ち着きませんが、
イエス様だけを見つめていると、しっかりとその場に立たせてくれます。
それぞれ、今も様々な戦いがありますが、イエスの御名によって、勝利していきましょう。
一人でするのではなく、イエス様がいて、教会の兄弟姉妹、また全世界の兄弟姉妹が私たちを祈りによって応援してくれています。
イエス様につながることにより、永遠の命を得ることができる。
私たちはひとりひとり愛されているものです。
でも、イエス様は私たちがイエス様を愛する以上に私たちを愛してくださっています。
私たちがそれぞれおかれているところ、それぞれの家庭や職場で、私たちが永遠の命につながったように、
私たちの家族や出会う人に、同じその道をイエス様がそなえてくださっているということです。
霊的戦いは私たちがすることではなく、主のみ手にあり、主がするものです。
『捨てる』のではなく、自分に与えられた場所で、自分に与えられた家族、友人知人を愛していきましょう。
隣人に心からイエス様の愛を伝えていきましょう。
私たちの信仰の道は、永遠の命につながる道です。
私たちは今、その使命を受けている。
復活の命は、捨てて得る命です。
イエス様はおっしゃいます。
『あなたは自分を捨てていますか？』
私には義がないといいながら、100%信仰によってイエス様に従っているか。
なかなかできない自分がいます。
でも、私たちはひとりではない。教会の兄弟姉妹は霊的家族です。
歳も生い立ちも家庭も違いますが、主日私たちは愛を持って集まります。
イエス様が会わせてくださった兄弟姉妹です。
だから、心を尽くして私たちに与えてくださったこの教会を愛し、兄弟姉妹を愛します。
イエス様に従う道は、喜びがあります。楽しみ、希望があります。
無益なしもべにならないよう、イエス様がくださった素敵なこの教会が神の愛で充満で、多くの人がここに足を運んでくるよう、素晴らしい教会となるよう求めていきましょう。
握っているものがあれば妨害を受けますが、憶することなく神の愛に従っていきましょう。」
アーメン✨
メッセージ要約 M.N
