2018年9月30日「教会の力」

2018年9月30日主日礼拝


職分者によるメッセージ


今回はわたくし、中村(執事)がメッセージさせていただきました。


聖書

マタイによる福音書第25章1節〜13節

十人のおとめが、灯りを手にして花婿をお迎えするみことばです。




中村メッセージ



「ビジョンスクールお疲れ様でした。


ビジョンスクールを通して、宣教だけではなく信仰の姿を学びました。


備える事の大切さを教えていただいたのですが、


マタイによる福音書のこの十人のおとめのみことばが浮かびました。


『そこで天国は、十人のおとめがそれぞれあかりを手にして、花婿を迎えに出て行くのに似ている。その中の五人は思慮が浅く、五人は思慮深い者であった。思慮の浅い者たちは、あかりは持っていたが、油を用意していなかった。しかし、思慮深い者たちは自分のあかりと一緒に、入れものの中に油を用意していた。』


私は“言い訳辞典"が作れるくらい、言い訳の多い者です。


それが、信仰の邪魔をしているとわかっているのに、つい後回しにしてしまう事がよくあります。


それで、このみことばに導かれ、何度も読んだのですが、


ここでは、ただ『思慮が浅い』と書かれている五人のおとめたちにも、もしかしたら事情があったのではないかと考えました。


もしかしたら、体調が悪かったかもしれないし、家の中でトラブルがあったかもしれない。
給料日前でお金がなく、油が買えなかったかもしれない。


まさに、私がよく言う、言い訳のような事情が。


でも、みことばでは


『はっきり言うが、私はあなたがたを知らない』と言った。


あなたがたを知らない


思慮の浅い者として、戸を閉められてしまいます。


つまり、神様の前では個人の言い訳や事情は受け取らない、ということなんです。


みことばに従順せず、神の国に備えてない者は天国に入れないという事なんです。


主は備えている霊魂を用います。


逆に言うと、備えてもいない、心の整理もできていない人に無理やり『しなさい』という神様ではありません。


その器と信仰に従って、使命を与えてくださいます。


では、なぜ今この教会にビジョンスクールが開かれたか。


学びを通して、従順してほしい、神の御心が散りばめられていたからだと思います。


どの宣教師の方々も言った言葉があります。


『まず神の国と神の義を求めなさい』


『私達は罪びとです。』


このふたつです。


自分は罪びとだと告白して、膝を折り、低くなってみことばに従順した時に、私があなたの家庭、教会、職場に光を与えようという事です。


それで、私の証しをお話しします。


私の父は今年亡くなりました。


最後の頃は、認知が進み、ひとりで食事ができなくなり、オムツをして生活していました。


食事の用意をして、食べ始めたからと、夜の礼拝や日曜の礼拝に行くのですが、帰ると途中で食事を辞めている。


私は一日仕事をしていて、教会の奉仕や家事でゆっくり共に過ごす時間もない。


それで、とても葛藤がありました。


『これで聖書のみことば


親を敬うことになるのかな…』


『もう高齢だし、もっと一緒にいてあげた方がいいのでは。』


でも、職分者として責任もあるし、みことばにも集まって祈れとある。


葛藤しながらも、神様のことを優先しながら、父のために祈りました。


肺炎になって入院すると、認知も進み、口から食物や水を取ることを禁止され、


次第に私達や看護師さんに悪態をついたり、荒れた状態になっていきました。


父は共に祈ってはいましたが、まだバプテスマは受けていませんでした。


『こんな状態では、神様をもっと受け入れることは難しいかもしれない』


私は正直、あきらめそうになりました。


でも、私が仕事でいない時にも牧師先生とヒョン宣教師が病室に通ってくださり、


満面の笑顔で牧師先生夫妻が来てくれたと喜び、


『信じまーす!』


と、口で告白していたのです。(動画を録画してくださっていました。)


その数日後に、旅立ちました。


本当に神の国と神の義を求めたら、代わりに牧師先生夫妻を通して、神様が父を救ってくれました。


誰でも一人では弱くなります。


では、どうすればいいでしょうか?


教会です!


教会の力です。戦う共同体は教会です。


霊的な戦いは一人でするものではありません。


この教会には様々な個性の人が集まっています。


これは深い意味があります。


神様が集めたのです。


だから、私達はお互いのためにとりなしの祈りをすることで、神様の力が働き、悩み苦しみを解決してくださいます。


教会の人には悩み苦しみを話して、共有してほしいです。私達が共に祈る時、イエス様も共にいて、権能、力によって祈りがきかれます。


それができないのは祈りの力を信じてないと言うことです。神様を信じていないことです。


私達の口には、権能、力があります。


祈りは必ずきかれます。


皆さんひとりひとりに、神様の御心、ビジョンがあります。


神様が望んでいる計画はそれぞれ違います。


『全世界に出て行って福音を伝えなさい』

と言われる人もいれば、


『命をかけて教会を守りなさい』


と、言われる人もいます。


でも、ビジョンスクールで学んだ


神様が働く方法はなんでしたか。


教会です。


単位は教会なんです。教会を通して働くんです。


だから、すぐに宣教に行くことができなくても、行く人のためにお祈りしたり、献金したり、準備を手伝うのも“宣教”だと思います。


今、宣教に行けない事情は神様がよくご存知です。


私達は教会として、お互いを愛し、お互いの働きを助け、祈り、神様の御心に従順していきましょう。


それが、いのちの道キリスト教会に神様が祝福を注いでくださり、リバイバルへと繋がり、北九州のリバイバル、日本のリバイバルになることを信じます!」



アーメン✨



メッセージ要約M.N